上小林業士会は長野県林業士会の支部組織であり、長らく無活動状態のままとなっていました。
それを2006年にいったん解体する形で新たなスタートを切りました。
今回は再出発の第1回目の視察研修ということで群馬県榛名山麓の有限会社内山林業の内山右之助さん所有になる406haの山林にお邪魔しました。
山林経営するのは右之助さんと奥様のはるのさん、ご長男の総太郎さんのご家族で、何か山林内でイベントがあるときには次男のご家族もお手伝いに来られます。
 
この内山林業地は、はるかに長野県の浅間山を望む榛名山西麓に位置し、406haの山林がひとつにまとまっているという恵まれた条件にあります。
そのため路網開設も自由にできるので家族経営で充分な山林維持が可能になっています。
写真は広葉樹林を皆伐したあとにヒノキを植栽した造林地。
ヒノキの適地とみえ、羨ましいほどの成長ぶりでした。
 
所有林内にはカラマツ・ヒノキ・スギ・その他の広葉樹が育っており、いまだに拡大造林を続けているので林齢構成も実にバラエティに富んでいます。
施業の基本は多間伐中長伐期施業ですが、ほぼ完全に計画に沿った施業が実施されているためあらゆる市場ニーズに応えられる山林となっています。
また、林床でミョウガを栽培するなど副収入を得られる工夫も見られます。
内山さんは群馬県内のいくつかの素材生産業者や木材業者と組んで「高崎林業機動隊」という事業協同組合を組織してその代表ともなっています。
この組合では高性能林業機械などを所有して組合員に貸与することで地域森林整備の担い手になっています。
写真は内山林業所有の機械倉庫。
グラップル搭載の大型のクローラ式リョウシン号、ブルドーザ、大型クローラ運搬車などが置かれています。
 
 ここでは間伐材は全て搬出され収入を得る原資とされます。
そのために活躍するのがこのCAT307小型ユンボをベースマシンにしたKETO製の小型ハーベスタです。
これには木寄せ用の油圧ウインチも装備され、高密路網と相俟って効率的な搬出間伐が可能となっています。

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